終始レースをリードした鈴木斗輝哉が岡山で2勝目
FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP (フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ =FRJ) 2025のレース3が、5月25日、岡山国際サーキットを舞台に争われ、ポールポジションからスタートした38号車・鈴木斗輝哉選手(TOM'S TGR-DC FR)が終始レースをリードし、この岡山ラウンドで2勝目を挙げました。
決勝直前に小雨が降りだしたことでウェット宣言が出されたものの、その直後に太陽が顔を出すという不安定な天候のもと、12時55分、1周のフォーメーションラップのあと、18周の決勝レースが行われました。
まずはポールポジションの38号車・鈴木斗輝哉選手(TOM'S TGR-DC FR)、2番グリッドの45号車・大宮賢人選手(PONOS RACING F111/3)、50号車・卜部和久選手(B-MAX RACING F111)が着実にスタートを決める一方、4番グリッドの21号車・猪爪杏奈選手(ユピテル羽衣6 F111/3)がやや出遅れ、その間に5番グリッドの37号車・梅垣 清選手(TOM’S TGR-DC FR)が4位にポジションを上げました。
1コーナーをトップで通過した38号車・鈴木選手はそのままの勢いですぐさま後続との差を少しずつ広げていき、1周目が終わった時点で45号車・大宮選手を約1秒離し、その後も周回を重ねるごとにギャップを広げていきます。
上位勢の順位が変わらないなか、最後尾からスタートした11号車・小田 優選手(Rn-sports F111/3)はオープニングラップに8番手までポジションを上げると、その後もオーバーテイクを繰り返して5周目には5位まで順位を上げました。ただし、4位の37号車・梅垣選手とは13秒のギャップがあり、ゴールまでに追いつけるどうかに注目が集まります。
すると10周目、最終コーナーで51号車・ジャ ジャンビン選手(B-MAX RACING F111)がマシンを停めたためにセーフティカーが導入されます。トップの38号車・鈴木選手が2位の45号車・大宮選手に築いた約4秒のギャップはリセットされ、また、5位を走る11号車・小田選手も上位勢に追いつくことになります。
15周目に再スタートが切られると、トップ3台、すなわち、38号車・鈴木選手、45号車・大宮選手、37号車・梅垣選手がポジションをキープする一方、5位の11号車・小田選手が4位の50号車・卜部選手をかわして4位に浮上しました。終盤も38号車・鈴木選手の速さに陰りは見られず、トップのまま17周目に。それから約1分後、30分の競技上限時間に達したことからこれがファイナルラップになり、38号車・鈴木選手はそのままトップでチェッカードフラッグを受けてポール・トゥ・ウィン、ここ岡山で2勝を挙げました。2位は45号車・大宮選手、37号車・梅垣選手。最後尾から4位までポジションを上げた11号車・小田選手は、ファイナルラップのアトウッドカーブでオーバーランしてマシンを停止。代わりに50号車・卜部選手が4位となりました。
マスタークラスは総合6番手でスタートした13号車・鳥羽 豊選手(AIWIN)が上位勢に迫る速さを見せて総合5位でフィニッシュし、クラス優勝を果たしています。
レース3の模様は下記のURLでご覧いただけます。
https://youtube.com/live/WGNKXo4bq_s