2023.09.09
2023 Formula Regional Japanese Championship ラウンド 5 Race 13 決勝レポート


3番手スタートのリアム・シーツ選手が今季3勝目

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP (フォーミュラ・リージョナル・ジャパニー ズ・チャンピオンシップ =FRJ) 2023のレース13が、9月9日に富士スピードウェイを舞台に15周で争われ、27号車のリアム・シーツ選手(Sutekina Racing)が優勝を果たしました。

レース12の終了から約3時間半後の午後4時26分、この日2度目の決勝となるレース13のフォーメーションラップが始まりました。レースがスタートする頃には霧が広がり、いつ雨が降ってきてもおかしくない状況になりました。その状況下、ポールポジションの98号車の小川颯太選手(Bionic Jack Racing F111/3)がトップで1コーナーを駆け抜け、2番手グリッドの3号車の澤 龍之介選手(Sutekina Racing)が追いかける展開になります。トップの小川選手はペースをアップし2番手以下を引き離しに掛かりますが、3周目から霧が一層濃くなり雨が降り出してきます。路面状況が厳しくなり出し、3周目の1コーナーで小川選手はコースアウトを喫してしまいますが何とかコース復帰を果たすも、澤選手との差は縮まってしまいます。澤選手は小川選手を攻略するチャンスと攻めの走りを見せますが、5周目にコースアウトを喫してしまい4番手までポジションをダウン。すると翌6周目に今度は、GR Supraコーナーで小川選手がスピンを喫してしまいコースでマシンがストップしてしまいます。なんとかその後、リスタートを切った小川選手ですがピットへマシンを進めて7周リタイアに終わりました。

これでトップに躍り出たのがシーツ選手で、2番手には14号車の石坂瑞基選手(Sutekina Racing)が着けます。シーツ選手と石坂選手がテールトゥノーズのバトルを繰り広げる後方からは、澤選手が二人より約2秒も速いラップタイムを刻みながら差を詰めてきます。雨も止み路面状況が回復する中、シーツ選手は冷静なマシンコントロールで残り周回を走り、石坂選手の追い上げから逃げ切って今シーズン3回目の優勝を飾りました。2位は石坂選手、3位は14周目に1分38秒372のレースファステストタイムを刻んだ澤選手でした。

一方、マスタークラスはトップの44号車の窪田敏浩選手(TOKAIDENSO F111)がスタート直後の1コーナーでスピンを喫して大幅に順位を落としてしまいます。これでトップに立ったのが11号車のMOTOKI選手(47TRADING with Rn-sports)で、途中雨が降る中も安定した走りを見せて優勝を飾ります。2位は窪田選手、3位は今大会FRJ初参戦の36号車のSKY CHEN選手(SKY MOTORSPORTS F111/3)となりました。


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