2023.09.09
2023 Formula Regional Japanese Championship ラウンド 5 Race 12 決勝レポート


澤 龍之介選手がバトルを制して今季2勝目をマーク

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP (フォーミュラ・リージョナル・ジャパニー ズ・チャンピオンシップ =FRJ) 2023のレース12が、9月9日に富士スピードウェイを舞台に15周で争われ、3号車の澤 龍之介選手(Sutekina Racing)がレース2以来となる今シーズン2回目の優勝を果たしました。

午前中に行われた公式予選の結果で決定したグリッドで、午後12時45分からレース12のフォーメーションラップが始まりました。そしてレーススタートでは、ポールポジションの澤選手が出遅れる一方、2番手グリッドの98号車の小川颯太選手(Bionic Jack Racing F111/3)が好スタートを決めて1コーナーをトップで駆け抜けます。2台はペースを上げて3番手の14号車の石坂瑞基選手(Sutekina Racing)以下を引き離していきます。そしてトップ争いを繰り広げる2台の差は、ほぼ同ペースで周回を重ねるため0.5秒前後で縮まりません。

9周目になるとトップ2台は周回遅れのクルマに近づきだし、10周目に小川選手は最終コーナー手前で周回遅れの処理に手間取ってしまいます。これにより、小川選手と澤選手の差は一挙に縮まり、テール・トゥ・ノーズのバトルが始まります。背後からチャンスを狙う澤選手はレース終盤となる12周目、1コーナーで仕掛けるも小川選手はしっかりとトップを守りきりますが、この頃から雨粒が落ち始めます。続く13周目のコカ・コーラコーナーで、澤選手はついに小川選手を捕らえてトップに立ちます。逆の立場となった小川選手は、最後まで澤選手を攻め続けますが思った以上に雨が強くなってきたことも影響し、抜けずにチェッカーを迎えました。その結果、澤選手が4月に同じく富士で開催されたレース2以来となる優勝を飾りました。

また、3番手争いは石坂選手と27号車のリアム・シーツ選手(Sutekina Racing)がレース前半にテールトゥノーズの戦いを繰り広げましたが、石坂選手が徐々に引き離して3位表彰台を獲得しました。

一方、マスタークラスは44号車の窪田敏浩選手(TOKAIDENSO F111)が好スタートを決めますが、単独スピンを喫して順位を大きく落としてしまいます。その後、11号車のMOTOKI選手(47TRADING with Rn-sports)、45号車の辻子依旦選手(PONOS RACING)とトップが入れ替わり、最終的に辻子選手がトップチェッカーを受けました。辻子選手は前回の富士大会レース2以来のクラス優勝となります。


Copyright (C) FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP. All rights reserved