2023.09.09
2023 Formula Regional Japanese Championship ラウンド 5 予選 レポート


富士大会は澤 龍之介選手と小川颯太選手がポールポジションを獲得

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP (フォーミュラ・リージョナル・ジャパニー ズ・チャンピオンシップ =FRJ) 2023のラウンド5が9月9日に富士スピードウェイで開催され、午前中の公式予選1でレース12は3号車の澤 龍之介選手(Sutekina Racing)が、公式予選2でレース13は98号車の小川颯太選手(Bionic Jack Racing F111/3)がポールポジションを獲得しました。

全6大会中の5大会目となる今大会は、2023 FIA 世界耐久選手権 第6戦 富士6時間耐久レースの併催レースのため、いつも以上に多くのファンや関係者が見守る中で行われました。今大会は11台がエントリーし、うち6台がマスタークラスでの参戦となります。そして、TCRジャパンシリーズで活躍中の97号車の猪爪杏奈選手(Bionic Jack Racing F111/3)、44号車の窪田敏浩選手(TOKAIDENSO F111)、36号車のSKY CHEN選手(SKY MOTORSPORTS F111/3)の3台がFRJ初参戦となります。しかし、前日の8日行われた公式練習走行は午前中の1回目が台風13号の影響でキャンセルとなり、午後の2回目は天候が回復したことで走行は行われましたが途中で赤旗中断もあり、各ドライバーは十分な走り込みができないまま9日の予選を迎えました。
まず、午前9時からレース12のスターティンググリッドを決める15分間の公式予選1が曇り空の下スタートしました。ただし路面は、深夜から降り続いた雨の影響によりウエット状態だが、一部が乾き出す難しいコンディションとなり、予選中にスピンを喫してしまうマシンも出ました。
3周目からタイムアタックが本格化し、まずは澤選手が1分54秒061でトップに立ち、2番手には14号車の石坂瑞基選手(Sutekina Racing)が1分54秒167で続きます。4周目には小川選手が1分53秒771を記録してトップに立つと、その後さらにペースアップしてタイムを縮めていきます。そして7周目に小川選手が1分52秒311を記録しますが、ラストアタックとなる8周目に澤選手が1分51秒779を記録して逆転トップに立ち、レース12のポールポジションを決めました。2番手は0.532秒差で小川選手、3番手は石坂選手という結果になりました。

マスタークラスは初参戦の窪田選手が、1分54秒826を記録してクラストップを獲得。2番手は11号車のMOTOKI選手(47TRADING with Rn-sports)、45号車の辻子依旦選手(PONOS RACING)となりました。

公式予選1の終了から15分後には、レース13のスターティンググリッドを決める公式予選2が行われました。このセッションでも小川選手と澤選手がトップタイム争いを繰り広げました。3周目には公式予選1のポールポジションタイムを上回る1分51秒670を澤選手がマークし、5周目になると小川選手が1分50秒494を記録してトップになります。7周目に小川選手は、50秒を切る1分49秒687とさらにタイムを縮めました。そしてラストアタックとなる8周目、公式予選1同様に逆転を狙ってタイムアタックに挑んだ澤選手ですが、1分49秒995で0.308秒及ばずに小川選手がレース13のポールポジションを獲得しました。2番手は澤選手、3番手は27号車のリアム・シーツ選手(Sutekina Racing)という結果になりました。

マスタークラスは、一時総合3番手タイムを記録した窪田選手が、公式予選1のタイムをさらに縮めて1分52秒506のトップタイムを記録しました。

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