2023.07.23
2023 Formula Regional Japanese Championship ラウンド 4 Race 10 決勝 レポート


小川颯太選手がエンツォ・トゥルーリ選手とのバトルを制して優勝

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP (フォーミュラ・リージョナル・ジャパニー ズ・チャンピオンシップ =FRJ) 2023のレース10が、7月23日にモビリティリゾートもてぎを舞台に開催され、98号車の小川颯太選手(Bionic Jack Racing F111/3)が今シーズン4回目の優勝を果たしました。

モビリティリゾートもてぎで、午前9時35分からこの週末2レース目となる決勝が始まりました。グリッド順位は、前日の予選1で記録されたセカンドベストタイムで決定しており、ポールポジションは小川選手がレース9に続いて獲得しています。

フォーメーションラップでコースを1周しながら、タイヤに熱を入れながら路面状況を確認し各車が再びグリッドに整列すると、シグナルレッドがブラックアウトしてレースはスタート。ポールポジションの小川選手は今回も好スタートを決めてトップで1コーナーを駆け抜け、14号車のエンツォ・トゥルーリ選手(TOM’S FORMULA)、97号車の奥住慈英選手(Bionic Jack Racing F111/3)が続きます。小川選手はペースを上げて2番手以下との差を広げていき、2周目で小川選手とトゥルーリ選手の差は1.347秒差となります。しかし、トゥルーリ選手も引き離されまいとペースを上げて、3周目には小川選手を上回るラップタイムを刻んで追い上げを開始します。ここからトゥルーリ選手のペースは一挙にアップし、9周目にはレースファステストとなる1分51秒649を記録して、小川選手との差は0.619秒まで縮まりました。一方、3番手スタートの奥住選手はトップ2台との差が2秒以上に広がってしまい、4番手は27号車のリアム・シーツ選手(Sutekina Racing)、5番手は3号車のミハエル・サウター選手(Sutekina Racing)という順位で周回を重ねます。

13周目には、トップ小川選手と2番手トゥルーリ選手の差は0.506秒となり、ここからゴールまで二人はテール・トゥ・ノーズのバトルを展開します。そしてラストラップとなる16周目、トゥルーリ選手は小川選手のスリップに入りトップを奪うが、小川選手も負けずにバトルを展開し、最後は2台が並んでホームストレートを駆け抜けてチェッカーを受けます。結果、0.010秒差で小川選手に軍配が上がり優勝を果たし、トゥルーリ選手は2位となりました。3位には奥住選手が入り表彰台を獲得しました。

マスタークラスはスタートで18号車のYUKI選手(NILZZ Racing)がトップに立ちますが、1周目にマシンがストップしてしまい99号車の近藤善嗣選手(KUJIRA Rn-sports)が逆転。その後、YUKI選手は走行を再開しますが、13周目に再びストップしてしまいます。結果、近藤選手は昨日のレース1に引き続きクラス優勝を果たしました。

レース10の模様は下記のURLでご覧いただけます。
https://youtube.com/live/NtH6XfKNqUU

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